関内駅周辺・イセザキモール散策


( シリーズ横浜みなと散策 10)


 横浜 関内駅周辺とイセザキモールを散策しました。
 JR根岸線関内駅南口を出ると目の前には横浜市役所があります。
 市庁舎横の「みなと大通り」を挟んで反対側には横浜公園、日本銀行横浜支店、横浜地方裁判所などがあります。
 他にも横浜港に向かって、日本大通りや大桟橋通りなど数条の道路が延びており、県庁や銀行、博物館、記念館、ホテルなどがあり、みなとみらい地区を含め横浜市の中心市街地の一角を成しています。
 今回は横浜公園とその付近に絞って一部を写真でご紹介します。
 横浜公園の案内銘版によると、公園一帯は江戸末期までは入海で1856年(安政3年)に埋立られ、横浜開港に伴い更に埋立てられ港崎(みよざき)町と命名され、その中に岩亀楼(遊郭)などが開業し、社交場として栄えたと説明されています。
 その後1866年(慶応2年)通称豚屋火事と呼ばれる大火によって付近一帯は焼失し、跡地は当時の在留外国人の要望で公園として、1876年(明治9年)日本最初の洋式公園(横浜公園)が誕生、日本人と外国人が共同で使用する公園であったことから、当時は「彼我(ひが)公園」と呼ばれていたと云うことです。
 太平洋戦争後は一時期米軍に接収されるなどの変遷を経て、1978年(昭和53年)には、公園の一角に横浜スタジアムが建設され、現在は横浜DeNAベイスターズのホームグランドとなっています。
 また、園内には日本風庭園の池や珍しい水琴窟などもあり、噴水などがある多目的広場などもあります。
 春には区の花(横浜公園は横浜市中区)のチューリップが公園のあちこちに咲き美しい彩で公園を飾ります。


 みなと大通りを挟んで左横浜市役所・右横浜公園
 
 
 
  春になると公園はチューリップで彩られる
 
  岩亀楼跡を示す銘入りの石灯篭   つくばいと水琴窟
   
 日本風庭園
 
 日本銀行横浜支店  横浜地方裁判所



  関内駅北口の馬車道通りから、高架のJR根岸線の下を通り、高速横羽線の上に架かる吉田橋を渡るとイセザキモールと呼ばれる商店街です。
 吉田橋は、1859年(安政6年)横浜港が開港し交易所、貿易港として栄えるに従い、幕府は開港場の施設の充実に当たり、治安を図るため橋のたもとに関門を設け、武士や町人の出入りを取締ったと云うことです。
 関門を境に馬車道側を関内、伊勢佐木町側を関外と呼んだとのことです。関門は明治4年に廃止になっています。。
 モールは並木の舗道が続き、所々に買い物の疲れを癒す事のできる休憩用ベンチやモニュメントなども置かれ親しみの持てる商店街です。
 また、このモールは終日歩行者天国となっており、ゆっくりと食事や買い物を楽しむことが出来る街でもあります。
 


 橋中央に吉田橋関門跡の碑(道路前方は馬車道通り・後方はイセザキモール)
 
 イセザキモール入り口
 
 モールは二四時間歩行者天国・休憩用ベンチもありゆっくり買い物を楽しめる 昭和40年代に大ヒットした青江美奈が歌う伊勢佐木町ブルースの歌碑が四丁目にある
 
並木道の商店街



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