出雲大社と八重垣神社参拝
〜神話のふるさと出雲を訪ねる〜

その二)
良縁の神様 八重垣神社


 八重垣神社は、 松江市の中心より南方の山沿いにある古社で、出雲大社と並び縁結びの神として全国から女性客が多く集まる島根県を代表する宮として知られています。
 特に神池「鏡の池」の「良縁占い(銭占い)」が大人気で、若い女性が占い用紙に硬貨を乗せ池に浮かべ、手を合わせ良縁祈願を熱心にしている姿を多数見受けました。
 御祭神は素盞嗚尊(すさのうのみこと)と稲田姫命(いなだひめのみこと)の夫婦神です。
 社伝によると、稲田姫命を狙う頭が八つ、尾が八つある八岐大蛇(やまたのおろち)を天つ神である素盞嗚尊が退治した際に、現在の鏡の池付近に稲田姫命を八重の垣で隠したという。また身を隠している間、この池で鏡代わりに姿を映したと伝えられる。
 その後二人は結婚しこの地に宮を作り住んだとされることから、八重垣神社、縁結びの大神になったのだという。


 
八重垣神社


 素盞嗚尊御歌碑
八岐大蛇を退治した後、「八雲立つ 出雲八重垣 妻込みに 八重垣造る 其の八重垣を」と喜びの歌を詠んだと云う。


境内には2本あり根元は2本、地上で幹が1本にくっついている何とも仲の良い椿の木です。


神社裏手の奥の杜(佐久佐女の杜)にある鏡の池に行く道


鏡の池
半紙サイズの薄い占い用紙を社務所で買って、10円硬貨(100円)を用紙の上に乗せそっと池に浮かべるとお告げの文字がこつ然と現れる。硬貨を乗せた用紙が遠くの方に流れていけば遠くの人と縁があり、早く沈めば良縁が早く叶うという占い。
若い女性の方は楽しそうに笑い声をあげ、また真剣な眼差しで浮ぶ用紙のさまを眺めていました。


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