あしかがフラワーパークの大藤・白藤とツツジ 国営ひたち海浜公園のネモフィラとチューリップ

 よく晴れた4月26日、私の住む町から発着の日帰りバスツアーで栃木県あしかがフラワーパークの大藤・白藤とツツジ、そして茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園のネモフィラとチューリップを見てきました。
 両公園ともに満開、充分に花の美しさを満喫することが出来ました。


あしかがフラワーパークの大藤・白藤とツツジ
 あしかがフラワーパークは、足利市堀込町に1968年「早川農園」として開園、「250畳の大藤」として愛されていたそうですが、その後都市開発の為、今から19年前の1997年に現在の地に移設され、「あしかがフラワーパーク」としてオープンしたのだそうです。
 その後、園の拡張が進められ現在の敷地面積は94,000u。同園のホームページによると大藤4本(野田九尺藤3本、八重黒龍藤1本)と80mにおよぶ白藤のトンネルは「栃木県指定天然記念物」になっていると記されています。
 他にうすべに藤、むらさき藤、白藤、きばな藤が350本以上植えられており、4月中旬から5月中旬までの一か月間は、「ふじのはな物語〜大藤まつり」が開催され、美しい気品ある藤の花の魅力を存分に多くの人に楽しんでもらう演出がされているとも記されています。
 藤の花以外にも、園内には水上花壇やツツジの海などの一画もあり、深紅やピンク、白色のツツジの花が沢山咲いていました。
 夜にはライトアップされ、藤の花が一際引き立ち優雅で幻想的な花を鑑賞できるとのことです。


樹齢150年の大藤
あしかがフラワーパークのシンボルである大藤は、日本の女性樹木医第一号である塚本こなみ氏によって、不可能とされた大藤の移植に日本で初めて成功、奇跡の大藤とも称されていると云う。
大藤の幹回りは4.0m、花房の最長1.8m、枝は南北36.3m、東西33.4mあり見事な花を咲かせている。 
 
 長く垂れ下がった花房
 
 
 古来から藤の花は高貴な花と云われ独特な香りを周りに漂わせている。
 
 うす紅の柵
さくらの様なうすい紅色の花を付け、満開の花の下でゆっくりと花を楽しむことが出来る。 
 
 むらさき藤
 
白藤 
咲く藤色の順番としては、うす紅、紫、白、黄色の順番で約一か月楽しめると云う。 
 
藤の道と水上花壇 
 
ツツジの海 
藤の花と共に5000株以上のツツジが明るい日差しの中鮮やかに咲き誇っていました。 



国営ひたち海浜公園のネモフィラとチューリップ
 ひたち海浜公園の地はかつて第二次大戦以前は日本陸軍水戸飛行場として使われ、戦後はアメリカ軍の水戸射爆撃場、1973年米軍から日本政府に返還後、跡地を国営公園として整備が今も進められていると云う。
 総面積は350haと広大であり、ディズニーランドの5倍程度の広さに及び現在200haが国営公園として開園している。
 公園はみはらしエリア、草原エリア、砂丘エリアなど7つのエリアに別れ自然の中を楽しむことが出来る公園として作られています。
 今回見に行ったネモフィラは「みはらしの丘」に450万株が植えられ、丘一面壮大に広がる青一色の可憐な花姿を見ることが出来ました。
 またチューリップは公園入口近くの「たまごの森フラワーガーデン」に植えられ、木立の中に色とりどりの花を咲かせていました。


 雲一つない澄んだ青空の中「みはらしの丘」一面に広がる青一色に染まったネモフィラ
 
ネモフィラが青一色一面に染めて咲く丘の緩やかな斜面の小路を続々と頂きを目指し人は上る。
ひたちなか市で一番高い「みはらしの丘(標高58m)」からは360度展望が可能で広大な公園のすべてを、そして眼前には海・太平洋を眺めることが出来るのです。
 
 
「みはらしの丘」を青一色に染める可憐な ネモフィラの花。
和名は瑠璃唐草(ルリカラクサ)、原産地はアメリカのカルフォルニア州、一年草です。
 
 ネモフィラは「みはらしの丘」の裾野にまで広がり、続く畑には菜の花が一面に咲いている。
 
 「たまごの森フラワーガーデン」のチューリップ
 
 木漏れ日のなか色鮮やかに咲くチューリップ
 
 カラフルなチューリップ
海外でのチューリップと云うと直ぐ頭に浮かんでくるのがオランダですが、チューリップの原産地はトルコ、ヨーロッパに渡りオランダで品種改良が行われいろいろなチューリップが出来たのだそうです。
ちなみに日本には江戸後期に初めて入りましたが、本格的栽培が行われたのは明治になってからとのことです。。


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