カナディアンロッキー紀行T


まえがき

  最近、縮小が伝えられている氷河を身体が動けるうちに身近に見ておきたいとの欲望にこたえ、比較的容易なカナディアンロッキーへ旅行社のツアーに乗り出かけました。
  幸い天候にも恵まれ迫力ある光景に接することができました。その折に撮りました写真を中心に山内さんのご協力を得てHPにご紹介させていただきますので、ご笑覧くだされば幸いです。
  旅の行程は成田から太平洋岸のバンクーバーへ飛び、国内線に乗り換えカルガリーに降り、ここからはワゴン車でバンフを経由して最初の目的地レイクルイーズに到着しました。この到着時刻は成田を出発した7月15日18時とほぼ同じで時差の関係もあり長い一日でした。
  以降、写真によりご紹介させていただきます。


ルイーズ湖とビクトリア山 [バンフ国立公園]

ホテルの前庭からの眺めです。白い部分はビクトリア氷河です。
照明灯の支柱には球状の花鉢が吊るされていて小さな花が沢山咲いています。
このような花鉢は各所で見られました。
なお、この写真は15日の21時ごろに撮ったものです。


夜明けのルイーズ湖

ホテルでは希望者にサンライズコールサービスを行っていて日の出時刻
30分くらい前に連絡をしてくれます。
5時少し過ぎた頃添乗員から連
絡があり、窓のカーテンを開け刻々と変る
風景を眺めながら何回もシャ
ッターを切りました。
その中の一枚を示します。



朝食後ホテルのロビーに集合し、本日の旅程にワゴン車に乗って出発しました。夕方にはホテルに戻るコースです。
途中、ガイド兼ドライバーのTさんから国立公園内でのマ
ナー(野生動物との接し方など)などの説明を受けました。


タカカウ滝 [ヨーホー国立公園]

国道1号線から支道に入りヨーホー川の渓谷を
遡ると針葉樹林の向こ
うに二段に落下する
タカカウの滝が見えてきます。
駐車場から滝つぼまで
は遊歩道があり容易に
滝つぼに近づくことができます。
滝の落差は380メートルでカナダ第二の高さです。


ナチュナルブリッジ[ヨーホー国立公園]

キッキングホース川の流れが石灰岩の壁を何百年にわたり削り取り、
然の橋のようになったところです。
永い将来には壁全体が侵食され橋の形も消滅するとの説明があります。


国立公園の観光スポットには公衆トイレがありますが、従来からの水洗トイレを閉鎖して、新たに汲み取り式トイレに替えています。これは環境汚染防止に配慮した結果だそうです。
なお、レストラン等では従来とおり水洗トイレが使われています。


エメラルド湖 [ヨーホー国立公園]

文字どおりのエメラルド色の美しい湖です。周囲は白い岩肌の山にかこまれ、
これらの山はかって海の底にあったと言われています。



Burgess Shale 化石発見の解説板

湖の周囲の白い岩肌の山では20世紀の初め、
今までに発見されたこと
のない古代生物の化石が
発掘されその後も化石の発見が続き、
この一
帯は世界遺産に登録されています。
ここで初めて発見された化石の古代生物はアノマロカリス、
オパビニア、
ネクトカリスなどと名づけられています。


モーレン湖 [バンフ国立公園]

その名のとおり、氷河の堆積物がせき止めた湖と言われています。
この
湖も神秘的な色をしていて、周囲には
テンピークスと称される氷河を載せ
た荒々しい山がそそり立っています。


モーレン湖に押し寄せた岩石

湖のあちこちにはナダレや山崩れにより湖に
押し出された岩石の山があ

古いものには樹木が生えています。



  ここで本日のコースは終わり、私たちはレイクルイーズに戻りました。
夕食までにはまだ
時間があるので湖畔の散歩に出かけました。


ホテル遠望

散歩の途中に湖ごしにホテル方面を眺めた風景です。
後方の山は冬に
はスキー場となり、
湖は凍結し雪が積もり一面の銀世界に変るそうです。
明日はこのホテルともお別れです。


次回は コロンビア アイス フィールドを目指す旅をご紹介します。


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