中欧紀行T



  ハンガリー(ブダペスト その2)
  前回に引き続きブダペストをご紹介します。


  マーチャーシュ教会の屋根

漁夫の砦のすぐ近くにマーチャーシュ教会
があります。

ここでも修復工事が行われており、主塔や
入り口部などは工事用の
幕で覆われているので
美しい屋根部を示します。
ご覧のようにモザイク模様の屋根は世界に
名高いハンガリーのジョルナ

セラミック(タイル)で葺かれています。



 内陣の一部

今までに訪ねて来た教会とは異なるデザインが
見られましたのでご紹
介します。


この後、私たちは高台のブダ地区からドナウ川を渡り
平地のペスト地区へ移りま
した。


王 宮

ドナウ川越しに丘の上に建つ王宮ですが、永い時代の流れの中で
宮の主は幾度も替わり建物も壊滅しかかったり、
増改築や補修がくり
返し行なわれ、
現在の姿は1950年代に完成したと言われています。



 くさり橋のたもと

ご覧のとおり要所にはいろいろな装飾が施されています。
夜にはイルミネーションが点灯します。


 国会議事堂

くさり橋の上からドナウ川越しに撮りました。
なかなか威厳のある建築物ですね。


英雄広場の記念碑

ハンガリー建国1000年を記念して
1896年に造られた大広場中央
には、
天使ガブリエルを頂く記念碑(高さ35m)が建ち、
その周囲には建
国以来の英雄たちの
像が並んでいます。



イシュトバーン大聖堂

この国にキリスト教を取り入れた初代国王の名を
付けた大聖堂です。
ドームの高さは96m、その直径は22mで堂内には
8500人が入れる
そうです。


 ドームの天井

中に入ってドームを見上げたところです。
ご覧の様に大変手の込んだ
装飾が施されています。


 夜のバーツィ通り

ブダペスト随一の繁華街です。
ネオンサインが見られないためか
落ち着
いた雰囲気が感じられます。


 おみやげ店

バーツィ通りに面したおみやげ店です。
私たちもチョコレートやパブリカを
買い求めました。


ドナウ河畔の夜景

旅行最後の夜にホテルの窓越しに撮りました。
左奥は王宮、中央奥はマーチャーシュ教会、右はくさり橋です。



あとがき

大急ぎで中欧4カ国、7都市(地方)を廻って来ましたが、
平和な時代の有難さ
を実感できました。
冷戦の時代を想像すると、バスや鉄道で何事もなく
国境を越えることなどは非常
に困難であったと思います。

今では4カ国ともEUの構成国であり、通貨もユーロに
統一するように努力してい
るところですが2カ国は未達成で
旅行者には少々不便が残ります。
どの国も「観光」には気をつかっており、特に旧社会主義国
では旧体制時代の遅
れを取り戻すかのように諸施設の
復修に力を入れているようです。

日本人旅行者も少なくないようで、日本語のガイドブック
も売られておりました。

   
プラハのビアレストランではアコーデオンを演じるおじさんに
日本の歌を請いましたら
快く「知床慕情」を演奏してくれました。
この店には日本人客がよく来るようで評判
も良いそうです。

以上、短い旅行中に感じたことを述べてみました。

 永い間 中欧紀行をご笑覧いただき有難うございます。
 なお、作文に当たっては次の図書を参考にさせていただきました。
旅行者から配付された各種パンフレット等
ダイヤモンド社 「地球の歩き方」
チェコ、ポーランド、スロヴァキア 編
ウイーンとオーストリア 編
ハンガリー 編