中欧紀行T



スロバキア(ブラチスラバ)/ハンガリー(ブダペストその1)
ウイーンを発った私たちのバスはスロバキアの首都ブラチスラバに向かって東進しました。途中の丘陵地帯では百基を超える発電用の風車を見ました。
こんなにも沢山の風車を一望に見たのは初めてでした。オーストリアでの環境に対する関心の高さを垣間見たような気がします。
国境を越えドナウ川を渡り午前中にブラチスラバに着き、早速バスを降りて丘の上のブラチスラバ城へ出かけました。


 大統領府

ドナウ川を見下ろす大統領府で丘の上のお城に向かう道筋から撮りました。
 


ブラチスラバ城

観光シーズンは復修工事の時期でもあり、城の正面には足場が
設けられていました。
右端の塔部に掲げられたタレ幕は、
2009年元旦から通貨が現行の
コルナからユーロに変わることを
予告するもので新1ユーロ硬貨のデザイン
が示されています。

1ユーロ硬貨の表面(下)は国際的に決められたデザインです
裏面は(上)は各国で決めることができるようです。
この国では
国章に使われているダブルクロス(キの形)が採用されるようです。
もし、1ユーロ硬貨を複数お持ちの方は裏面をご覧下さい。


宮殿の建物

お城の隣にある復修の終わった宮殿です。
工事が終わればお
城もこのような姿になるようです。
このお城も女帝マリアテレジア
の居城となったこともあり、
彼女好みのクリーム色に彩色されてい
ます。


 フラベネー広場

お城の丘を下り旧市街の広場にやってきました。ここには観光客相手に
お土産を売るミニ店舗が沢山並んでいました。
ここのお店では一足早くユーロで買い物ができます。
私たちも
名物のトウモロコシの皮で作った人形などを買い求めました。
背景の薄緑色の建物は日本大使館です。


ミハエル門

昔の城郭の門で今でも重要な通路となっています。
通路の両
側にはホテルやレストランなどが並び
観光客で賑わっています。


街角のオブジェ

この街の街路や広場にはこのようなユーモラスなオブジェがいくつもあります。
スカートの娘さんがこのオブジェと写真に納まることもあるようです。
先の広場には、ベンチに座った人に話しかける姿をしたナポレオン
風の男のオブジェもありました。
 


ブラチスラバ旧市内でのランチタイムと観光を楽しんだのち、私たちのバスは今日の目的地ハンガリーの首都ブダペストへ向かいました。
ホテルでの小休止ののち、クラシックなレストランに案内されディナーとなりました。



 ジプシーの音楽とダンス(上&下)

案内されたレストランではディナーショウに陽気な
ジプシーの
音楽とダンスを楽しみました。
ダンスの娘さんの頭にはワインの入ったデカンタが
載っています、
かなり速く身体を回転している
のですがワインは平静を保ってい
ます。
久しぶりのサプライズです。


ブダペストはドナウ川を挟んで丘陵部をブダ地区、平坦部をペスト地区と区分しています。
翌朝、私たちはブダ地区の丘に案内されました。ここには王宮や漁夫の砦、マーチャーシュ教会、各種の博物館などの観光名所があります。


クサリ橋

丘の上からドナウ川の上流方面を眺めたところです。
朝もやが残
り視界の良くないのが残念です。
クサリ橋は1849年に架けられた吊り橋で観光スポットの一つです。
構造は隅田川に架る清洲橋と同じですが川中にある吊り橋脚は
すべて石造りで重量感があります。


聖イシュトバーンの騎馬像

漁夫の砦と言われる展望台広場にある初代ハンガリー国王の像です。
彼の持つダブルクロスは国王であると共に、この国の大司教で
あることを示す
象徴と言われています。


鷹 匠

騎馬像の下に鷹匠がいました。
ご覧のとおりピエロ風の服装でよく
目立ちます。
左右の異なる靴や靴下を履いて鷹には
目隠しがしてあ
ります。
わが国の鷹匠とは趣が異なりますね。



次回もブダペストの続編をご紹介します。